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東邦大学 大森祭 2023
CONTENTS

公開講座

公開講座

10⽉14⽇14:00 〜15:00

第4講義室

 

コロナ禍における若者のメンタルヘルスとその⽀援

 

東邦大学医学部 精神神経医学講座教授
根本隆洋

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的⼤流⾏(コロナ禍)に⾒舞われて、3年以上が経つ。
当初は誰も想像し得なかった、様々な変化が社会にもたらされた。

⼦ども・若者や⼥性といった、社会的不利益を被りやすい⼈たちのメンタルヘルス問題が注⽬され、喫緊の課題とされている。
私たちは、MEICIS(Mental health and Early Intervention in the Community-based Integrated care System, メイシス)と名付けた厚⽣労働科学研究を⾏い、全国5か所のモデル地域を設定し地域実践と研究を⾏ってきた。

東京都⾜⽴区および埼⽟県川⼝市において始めた、若者に向けたワンストップ型相談サービス「SODA」(Support with One-stop care on Demand for Adolescents and young adults)は、各種メディアにも取り上げられ⼤きな反響を呼んだ。
そして、近年注⽬を集める実装科学(implementation science)の⼿法を⽤いてサービスの普及に取り組んでいる。

講演では、若者のメンタルヘルスの現況や、それに向けた国内外の取り組みをわかりやすくお話ししたい。

 


 

10⽉15⽇11:00 〜12:00

第4講義室

 

コロナパンデミックから何を学ぶか

〜感染症による健康危機を再考する〜

 

東邦大学医学部 微生物・感染症学講座 教授
舘田一博

2020年初頭から始まったコロナパンデミックもようやくその収束が⾒えだしている状況である。

しかし、いつ次のパンデミックが到来するのか、私たちの危機管理としての反省と備えが重要になっている。

本講演では、感染症による健康危機をテーマに、3年半のコロナ対策を振りかえってみたい。


 

10⽉15⽇14:00 〜15:00

第4講義室

19番⽬のカルテー総合診療

 

東邦大学医学部 総合診療・救急医学講座 教授
瓜田純久

19番⽬の専⾨領域として誕⽣した総合診療専⾨医ですが、⼤森病院では2003年の臓器別診療科再編によって設⽴され、地域の皆様に⽀えられて20年になりました。
年間4万⼈以上の外来数、1,500名前後の⼊院数は、⽇本の⼤学病院総合診療科で最多です。
そのなかから、⼼に残る19番⽬のカルテを紹介させていただきます。