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東邦大学 新歓 2022
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大森地区学生部長 挨拶

大森地区学生部長 挨拶

ご挨拶

医学部学生部長 中島耕一

 

このたびは、晴れて東邦大学医学部の門をくぐる日を迎えられた皆さんに、教員の一人としてまた同窓生の一人としてお慶び申し上げます。

昨年・一昨年度新入生はCOVID-19感染症に伴う緊急事態宣言の影響等で外出のみならず登校もままならない状況で、課外活動もほぼ未経験のまま経過する事態に陥っています。
本年度はこうした3学年の学生(新入生を含む)が主体となり自治会・課外活動を取り仕切ってゆくことになるので、学生部としても学生間の経験不足を十分サポートできるように心がけたいと考えています。

さて、不安ばかりを煽ってもしかたありませんので、学生生活における共通言語となる「愛すべき母校の地」を紹介しておきたいと思います。

梅屋敷商店街から始めましょう。
大学から梅屋敷駅までのプラモールしか認識ないかもしれませんが、第一京浜から産業通りの間も梅屋敷東商店街と名前を変えて商店街が存在しています。

名店揃いなので是非なじみのお店を作ってください。
卒業後も懐かしいおじちゃんおばちゃんの顔を見に訪ねてこられる店を持つのが、東邦生のあり方です。
梅屋敷は広重の江戸名所百景にも描かれており、現在は梅屋敷公園として駅の西側にわずかにその名残をとどめています。

銭湯巡りも楽しいものです。
蒲田・池上周辺には多数の銭湯がありますが(大田区内なら約40軒)、その約半数は黒湯です。
腐植質という古代の植物が枯れて分解された成分によるものだそうですが、地域の特徴であり立派な名泉です。

また大森駅にほど近い馬込地区は大正・昭和の著名な文士のみならず芸術家などが多く暮らしていたことから文士村と呼ばれ、その居所跡や記念館などが多数存在しています。
山本周五郎や萩原朔太郎あたりはご存じでしょう。
彼らの息づかいをまとめて感じられる地域は、全国広しと言えどもそうはないと思います。

また私の好きな浮世絵師川瀬巴水も関連があり、実際この地域を題材にした版画も存在しています。
在りし日巴水が見た景色に思いをはせることができるのも貴重なことです。

先日の北京五輪では、前人未踏の技に挑戦をした多くの日本人選手に感銘を受けました。
彼らなりの自己表現の一つだと思います。

新入生の皆さんにも是非とも自己表現として新しい自分を発見するような挑戦に取り組んで頂きたいと思います。
その結果が振り返ったときに微笑むことのできる有意義な6年間になることを願っております。

東邦大学医学部としてもそのための支援を惜しみなく実施したいと考えております。

 

中島耕一 プロフィール

1994年東邦大学医学部卒業、そのまま第一泌尿器科学講座(現:泌尿器科学講座(大森))に入局。泌尿器科を選んだのは当時の助教授(私の前任教授)に侠気を感じたからです。東邦泌尿器科の伝統である性機能の研究を中心に、排尿、悪性腫瘍など泌尿器科疾患全般への対応から人生100年時代の日本人を元気にしていきたいと考えています。剣道4段で剣道部顧問でもあるので、現在も時々部員の学生に相手をしてもらっています。楠正成・正行兄弟を信奉しているというと危ない人間と思われるかもしれませんが、極めてノンポリです。学生部長は怖い存在ではありませんから、いつでも声をかけてください。