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東邦大学 新歓 2024
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学生部長・委員長挨拶

学生部長・委員長挨拶

ご挨拶

医学部 学生部長
狩野 修

皆さん、ご入学おめでとうございます。私たち東邦大学は、学問を追求するだけでなく、人生の多くの価値ある経験をする場でもあります。学業に励むことの大切さは言うまでもありませんが、それと同じくらい重要なのが部活動への参加です。自己の興味や才能を探求し、将来医療人になる上で重要なチームワークやリーダーシップのスキルを養うためにも必ずクラブ活動に参加してください。幸いなことに東邦大学には、スポーツ、音楽、文化、科学など多数のクラブがあります。これから6年間の学生生活を先輩、後輩も含めた仲間と喜びを分かち合い、充実した学生生活を送って下さい。

私は学生時代、ラグビー部と天文部に所属していました。また4年生の時には学館委員長を務めていました。高校生まではまともな運動をせずに過ごしていましたが、新歓でラグビー部に熱心に誘われ、新たな挑戦のつもりで入部しました。最初は体力的に辛かったですが、先輩達が親切で面白く、気付いたら6年生まで続けていました。ラグビー部中心の生活でしたが、試験勉強は天文部の部室や学館室で行い、居場所を使い分けていました。それぞれに所属する友人や先輩後輩が異なるため、勉強法や試験対策に関する情報も多く、助けられました。部活にのめり込み過ぎたため、卒業試験、国家試験が危うくなり、同級生と学生会館に泊まりながら勉強したことも良い思い出です。卒業して25年経過しましたが、このような東邦大学での充実した6年間のお陰で、医師になる上での多くの素養が身につけられたと感じています。

東邦大学入学という新しい人生の章の始まりにあたり、皆さんが学業、クラブ活動、そして人間関係の中で、充実した学生生活を送ることを皆さんの先輩として心から願っています。未知なる挑戦と可能性に満ちたこの東邦大学での学生生活に、思い切り飛び込んできてください。

狩野 修
東邦大学医学部 脳神経内科 教授

1999年 東邦大学医学部卒業、同付属大橋病院第4内科研修医。
2002年より東京都神経科学総合研究所、国立精神・神経医療研究センター、NTT東日本関東病院で研修を積み、
2007年から米国 Methodist Neurological Instituteでポスドク。
2011年に東邦大学に戻り、
2019年から同教授。

専門は神経変性疾患(筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、認知症)。


 

ご挨拶

看護学部 学生部委員長
伊藤 桂子

新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。
2024年4月、看護学の学びの場に進む皆さんにとって、新たな旅が始まることを心からお祝い申し上げます。教職員一同、皆さんを歓迎します。

まずは看護学部の紹介をさせていただきます。看護学部に足を踏み入れると、玄関ホール正面に立つナイチンゲール像がひときわ大きな存在として目に飛び込んできます。この像は、看護専門学校時代に、故・五島瑳智子名誉学長先生のもとで、英国ロンドン市のウォータルー広場に立つフローレンス・ナイチンゲール像から複製され、設置されました。近代看護教育の創始者として知られるフローレンス・ナイチンゲールは、人間教育にも力を注いだ教育者であり、「ナイチンゲールの看護の理念は、東邦大学の看護教育の支柱であり、像の設置はその精神の継承のあかしである」と五島先生は『学園だより』で述べています。

残念ながら私は五島先生から直接ご指導を受けることはできませんでしたが、五島先生の「医療人である前に人間であれ」という言葉を深く感銘を受けます。五島先生は、現在の看護学部の教育の礎を築いた方であり、「人と芸術」「異文化理解」をはじめとした特色のある科目や、戴帽式などの行事を通して教養を身につけ、感性を磨く人間教育を大事にしていらしたそうです。

私が皆さんに特にお勧めしたいのは、1年次の春学期の「人間論」の円覚寺研修です。北鎌倉の円覚寺で行う坐禅は、自分自身を見つめ、自分を支えてくれるすべてのものへの感謝のこころを思い出させてくれます。皆さんにも日常から少し離れて、こころが洗われる体験を、楽しんでいただきたいと思います。
また、学生生活の中で多くの経験を通じて、倫理観と共に人間性を高めていくことも期待しています。友情や協力、責任感を育みながら、自己を成長させ、社会で活躍できる力を身につけてください。

新入生の皆さんには、これから様々な困難や挑戦に直面することでしょう。しかし、困難を克服し、成長する過程こそが、真の学びとなるのです。私たち教職員一同は、皆さんの成長を全力でサポートします。

最後に、皆さんが東邦大学で素晴らしい経験を積み重ね、将来のキャリアにおいて輝かしい成果を収めることを心より願っています。

伊藤 桂子

看護師資格を取得後、臨床看護師として12年間、アルコール依存症者の専門治療に携わり、経験を積みました。
「アディクション問題からの回復とその支援」を研究テーマとして、2014年に東邦大学看護学研究科博士後期課程にて博士(看護学)の学位を取得しています。専門分野は精神看護学です。
また、公認心理師の資格を持ち、カウンセラーとしても活動しています。

私の趣味はスノーボードと散歩です。自然の中でリフレッシュすることが大好きで、特に冬の山々でのスノーボードは私の心を解放してくれます。
また、アニメを見るのも好きで、新旧問わず視聴して、人生を豊かにしています。

いつでも気軽に声をかけてください。カウンセリングや健康に関する質問、趣味の話など、どんな話題でも歓迎します。

共に学び、成長し、楽しい時間を過ごしましょう。